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    ​​ 「47都道府県いろんな土地で暮らしてみたい」 という好奇心を胸に、

    その土地の空気や人々の営みに触れながら旅をしています。

    そんな旅の途上、初めて訪れた北海道・利尻島で、私の価値観を揺さぶる出会いがありました。

    吸い込まれるような星空や雄大な自然はもちろん、そこで生きる「人」の存在です。

    利尻と言えば利尻昆布が有名ですが、初夏になると昆布漁のために各地から人が集まります。

    ​ そのなかでも京都の学生たちを中心にした「利尻島昆布干しプロジェクト」を手がける大路さんと出会い、

    昆布干しに従事しながら共同生活をしていた "京大荘" と呼ばれる宿舎に案内していただきました。

    生活の跡が残る宿舎で、日々が綴られた『昆布ノート』を読みました。

    そこに綴られていたのは、都会では得られない不思議で特別な生命力に溢れた日々でした。

     

    「ここで暮らす人たちに会ってみたい!」

    という衝動だけで、翌夏再び利尻を訪れ、気づいたら約1ヶ月生活していました。

     

    共に暮らし、共に働き、同じ食卓を囲む。

    昆布漁の朝の緊張感や暮らしの柔らかな体温。

    学生たちがどうして北の離島に訪れたのか、何を思って過ごしたのか。

     

    ただ、彼らと流れる時間を記録し続けました。

    /

    「利尻島は最後に流れ着く場所」と誰かが言っていた。

    まんまと私も、この濃密な日々のなかに流れ着いてしまった。

    「いつでも帰ってこいよ」と言っていた漁師さんのことばが忘れられない。

    景色と流れる時間に全てを包み込まれて過ごした1ヶ月は、

    自分の人生を考えるのには十分な時間だった。

    これらは利尻で生きる人たちの記録であり『私』の記録なのかもしれない。

     

    あのときの衝動は間違ってなかった、と思う。

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    松井綾音写真展「利尻と、」

    日程:2026年2月24日(火)~3月1日(日)

    時間:11:00-19:00(初日 13:00~)

    場所:恵文社一乗寺店 ギャラリーアンフェール

           京都府京都市左京区一乗寺払殿町10

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